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この記事の内容は「電子記録債権が発生したときの仕訳方法」となります。
初心者・独学の方でも分かりやすいように、資産・負債・純資産・収益・費用を色分けしています。
- 資産は青色
- 負債は赤色
- 純資産はオレンジ色
- 収益は緑色
- 費用は黄色
電子記録債権が発生したときの仕訳
埼玉株式会社は、商品を1,000円で東京株式会社に販売しました。
代金については、電子債権記録機関から債権発生の通知を受けました。
この取引の仕訳を考えてみましょう。
商品の販売などで発生する代金の受け取り方法として、
売掛金や約束手形(受取手形)以外に、
「電子記録債権(でんしきろくさいけん)」という方法があります。
電子記録債権は、約束手形(受取手形)を電子化したようなものです。
約束手形(受取手形)と比べて、電子記録債権には下記のようなメリットがあります。
- 紙の手形と違って電子データで管理されるため、相手から受け取るための手間は少なく、紛失や盗難の心配がない
- 取引記録がデータで管理されるため、取引の履歴をしっかり残すことができる

電子記録債権は、「電子債権記録機関」という組織が記録・管理しています。
また、電子記録債権は、略して「でんさい」と呼ばれます。

債権とは、「相手から、お金を受け取ることができる権利」のことです。
債権のある会社のことを、「債権者(さいけんしゃ)」といいます。

電子記録債権は、約束手形(受取手形)を電子化したようなものなので、
今回の取引を約束手形(受取手形)で処理した場合の仕訳を考えてみます。
商品の販売で収益が増えたので、貸方に「売上1,000」が入ります。
| 借方 | 貸方 |
|---|---|
| 売上 1,000 |
約束手形の受け取りで資産が増えるので、借方に「受取手形1,000」が入ります。
| 借方 | 貸方 |
|---|---|
| 受取手形 1,000 | 売上 1,000 |
そして、今回の本当の取引にするため、借方に書いた受取手形勘定を、資産の「電子記録債権」の勘定科目に変更します。
| 借方 | 貸方 |
|---|---|
| 電子記録債権 1,000 | 売上 1,000 |
今回の取引の仕訳は、借方「電子記録債権1,000」、貸方「売上1,000」になります。
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練習問題
商品100円を販売し、代金は電子債権記録機関から債権発生の通知を受けた。
この取引の仕訳を考えてみましょう。
| 借方 | 貸方 |
|---|---|
| ( ) | ( ) |
商品の販売で収益が増えたので、貸方に「売上100」が入ります。
電子記録債権の発生で資産が増えたので、借方に「電子記録債権100」が入ります。
| 借方 | 貸方 |
|---|---|
| 電子記録債権 100 | 売上 100 |
今回の取引の仕訳は、借方「電子記録債権100」、貸方「売上100」になります。
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